「ってゆきまさか飲んでないでしょうね!?」

「飲んでねぇよ。持ってるけど」

もらったスポーツドリンクを出して見せると、速攻で奪われて近くの花壇に流し捨てられた。

ちゃんと開封音がしたことに、美人さんには罪悪感がした。

「その人同い年くらい?」

「んー。多分。離れてても2、3がいいとこかな」

「…なんかあったらすぐ言いなさいよ」

「へーい」

こういうことに関しては愛華はめちゃくちゃ強い。

実際愛華に守られたことだって結構ある。男装もなかなか難しい…。

「さぁ帰るわよ」

「あぁ」

愛華の先導で歩き出す。

…まさか、美人さんとの再会がわずか2日後だなんて考えもせず……。