「俺、柑菜のか……」
そうつまらなそうに呟いたのは、柑菜の弟の涼。
なんでよりにもよって自分の姉のものを当ててしまったんだろうと、それを見て心の中で呟く。
「いいじゃない、もう」
涼が開けたその中身は、有名メーカーの紅茶とコーヒーセットだった。
ローズヒップやアールグレイ、イングリッシュブレックファーストなど、様々な種類の紅茶が楽しめる。
柑菜は、このメンバーなら誰が当たってもいいようにと、みんながよく飲んでいるこの2つにした。
そしてまた、プレゼントということもあって、いつも飲んでいるものよりもいいものを。
「これ、結局2人で飲むよな……」
涼はぼそっとそう呟く。
「まあ、いいでしょ?」
「…………」
実は、柑菜はこの紅茶が好きで、内心では少しだけ喜んでいた。



