「ほんとは帰りに渡そうと思ってたんですけどね」
リビングに戻ってくると主任はそう言って座っている私の首に後ろから掛けてくれたのはネックレス。
「モモが俺のって印。今はまだそれで我慢して。ちゃんとしたのは今度」
それは鎖に通されたリング。
「ほんとはここにつけて欲しいけど、色々またうるさく言われるだろうから」
隣に座って左手の薬指をいじりながら言う主任。
その手にはもう1つリングが握りしめられてた。
「で、これ。ここに、モモがはめて?」
渡されたリングを震える手で主任の左手にはめる。
「はい、これでモモのもの」
メガネの奥の瞳が優しく弧を描く。
そんな事言われたら胸がいっぱいで、やっぱり喉の奥が熱くなって、ついにこぼれた涙。
「モモ、ずっと一緒にいてくれる?」
「……はい」
私は主任の左手を握ったまま主任の胸の中で幸せの涙を流した。
ずっと、一緒に――
To be continued……?

