彼と恋のレベル上げ(10/6おまけ追加)

午後はゆっくりというか、ずっと主任が離してくれてなくて、後ろから抱きかかえられて髪をいじられたりしてる。

後ろから抱かれてるのもいいけど、主任の顔見たいんですけど。
だってまたしばらく会えなくなっちゃうのに。
しっかりと目に焼き付けておきたい。


「ジュン、さん?」

「んー?」

「あの、…こういうのもいいんですけど、えと、あの……ちゃんと顔が見たいっていうか…」


うまく言えなくて途中で言葉に詰る。

そしたら主任は急に私を立たせると「はい、座って?」って、今度は足の間じゃなくて横抱きにして主任の膝の上に座らせようとするから


「そうじゃなくてですね。……うわぁ」


ーーーポスン


しっかり膝の上に座らされて、ゴキゲンな様子の主任の顔が近くに。

近いです、近すぎです。
だからそうじゃなくって、ちょっと離れたところで見つめてたいって言うか。
一緒の事務所にいた頃みたいに、主任のこと見たいなって思ったんだけど。


「そういえば、前もこんなことありましたね?」


ニコニコ顔で言う主任に、嫌な予感がして。


「…まさか、あれってこうなるって分かってて腕引っ張ったんですか?」


だってあの時すごい熱でしたよ?
それに、


「熱があると人間って本能には逆らえないみたいですね」


あぁ、主任って本気で悪魔だ。