『朝になってからにしてください』そういい残して浴室にいった主任。
そしてそのリビングに取り残され、何故か床に正座したままの私。
帰るなと言われ、かといってここでこのまま寝るなんて到底出来ない。
だいたい主任の熱に驚いて何も考えずに看病みたいなことずうずうしくもしたけど迷惑だったのかもしれないのに。
何で私ってこうも後先考えずに行動しちゃうんだろう。
カチャ
リビングの扉が開いてたぶん主任が戻ってきたけど、私は下を向いたまま顔を上げることが出来ずにいた。
今まで自分がしたことがやっぱりやりすぎだったかと思うと居たたまれない気持ちで一杯になった。
「……起きてましたか」
ほら、なんか主任迷惑そうだもの。
上から降ってくる声の様子だけで、少し困ったような感じが受けて取れる。
「あの、私。…すみません……でした」
そう言うのが精一杯で、膝の上に置いた手をきつく握り締めた。
「いえ、助かりました」
主任はそう言うといつの間にか目の前にきて座り、下を向く私に子供にするように頭をぽんぽんする。
その主任の行動に驚いて顔を上げると、目の前には優しく微笑む主任の顔。
「思ってたよりも熱があったみたいです。天ヶ瀬さんのおかげで寝込まずにすみそうです」
そう言われて、少しでも役に立てたんだと思うと、さっきまでどんよりしていた気持ちが少しだけ晴れた。
と同時に、今置かれている今の状況にぎょっとする。
真夜中に
主任の家で
こんな至近距離で
そんな事を思ったら急に顔が赤くなるのがわかって顔を再びうつむいてしまう。
だって、きっと顔赤い。
こんなの恥ずかしすぎる。
なのに、なんでその頭の上に置かれた手を離してはくれないの?主任。
そしてそのリビングに取り残され、何故か床に正座したままの私。
帰るなと言われ、かといってここでこのまま寝るなんて到底出来ない。
だいたい主任の熱に驚いて何も考えずに看病みたいなことずうずうしくもしたけど迷惑だったのかもしれないのに。
何で私ってこうも後先考えずに行動しちゃうんだろう。
カチャ
リビングの扉が開いてたぶん主任が戻ってきたけど、私は下を向いたまま顔を上げることが出来ずにいた。
今まで自分がしたことがやっぱりやりすぎだったかと思うと居たたまれない気持ちで一杯になった。
「……起きてましたか」
ほら、なんか主任迷惑そうだもの。
上から降ってくる声の様子だけで、少し困ったような感じが受けて取れる。
「あの、私。…すみません……でした」
そう言うのが精一杯で、膝の上に置いた手をきつく握り締めた。
「いえ、助かりました」
主任はそう言うといつの間にか目の前にきて座り、下を向く私に子供にするように頭をぽんぽんする。
その主任の行動に驚いて顔を上げると、目の前には優しく微笑む主任の顔。
「思ってたよりも熱があったみたいです。天ヶ瀬さんのおかげで寝込まずにすみそうです」
そう言われて、少しでも役に立てたんだと思うと、さっきまでどんよりしていた気持ちが少しだけ晴れた。
と同時に、今置かれている今の状況にぎょっとする。
真夜中に
主任の家で
こんな至近距離で
そんな事を思ったら急に顔が赤くなるのがわかって顔を再びうつむいてしまう。
だって、きっと顔赤い。
こんなの恥ずかしすぎる。
なのに、なんでその頭の上に置かれた手を離してはくれないの?主任。

