リビングに足を踏み入れ、ソファに向かう。 そして、ソファに腰かけると俺はテレビもつけずにただひたすらそこに居座った。 テレビつけたら、「ここに居ます」って丸わかりだしな。 別にわかってもいいんだが、なんとなく、音を立てない方が誰もいないような感覚になって様子を見ようと顔を出すのではないかと俺は考えたのだ。 俺はポケットからスマホを取り出して、暇な時間を埋めるためにいろいろといじっていた。