鳥の鳴き声と、ごはんの匂いで目が覚めた。

「ユリさん…」

「おはよう、ユイ。ちょうど出来た所だから座りなさい。」

目玉焼きと、パン、サラダが並ぶ。

「ミルクは飲める?」
小さく頷く。

「いただきます。」
ユリさんは、新聞を読みながら食べている。

「今日は、1度警察署に行こうと思っている。
君の家を探さないとだからね。」

「はい、よろしくお願いします。」