「ほら」

粋香を連れて、張り出された紙の下まで連れて行くと、


「……嘘!
りっちゃん…、ほんとにあった!」

粋香と凛月は、その場で、嬉しさから、抱きしめ合った。

それを見ていた友梨(ゆり)は、唇を強く噛み締め、粋香を睨んでいた…。