「ねぇ、モモちゃん。
守くんのお母さんどう思う?
本当に彼を信じてもいいのかな?」

相変わらず笑顔でいるだけのモモちゃん。

当たり前だけど、返答はなく
私とモモちゃんの間に沈黙が続く。


「ダメだよね!こんなことじゃ!
守くんのお母さんの癌がなくなってくれればいいんだよね!」


信じることに決めた、というより
そう思いたかった。