俺の人生は幸せだったのだろうか…

物心付いた時には
自分には父親がいないことを知った。

母子家庭で育った俺は
母親が体を壊してまで働いて働いて
ここまで育ててもらった。



母親は苦労して
孫の顔も見る事も出来ずに
天国へと旅立ってしまった。




俺の妻、瞳が遺していった娘
瑠璃は
俺の唯一の楽しみだ。



瞳がイナクナッてしまった今
ただそれだけしかない。