お嬢様の恋愛事情☆

「皆んな自己紹介は終わったみたいね。じゃあ後はお好きに仕事でも会話でもなんでもしてちょうだい♪じゃあねん♪」


そう言って先生は去っていった。


「月ノ宮さん、私は華でいいわよ。よろしくね?」

「えぇ華たん!抜け駆けだよぉずるーい!私は美優って呼んでいいからね?」


「華、美優、よろしくね?私も十愛でいいわよ。」

「えぇ。そういえば知ってる寮の事?」

「全寮制とは聞いていたけれど?」

「え!十愛ちゃんそれだけ?聞いてたの?もっと重要で大事なことがあるじゃない!」


「はい?」


「その様子なら知らないみたいね。」


「どうゆうこと?」



「男女2人部屋ってことよ。」


「........はい?」



「あ〜、本当に知らなかったんだね十愛ちゃん...」


「郁人!!!貴方知ってたの?」


「はい。ですが叔母様、お母様に堅く言ってはいけないと言われていたので。私もお嬢様に隠し事などは辛かったのですが、申し訳ございません。」


「じゃあ執事は?」


「執事は寮のすぐ隣に専用の寮があるの!基本寮にいるときは、重要な事以外で執事を呼んではいけないというルールもあるのよ。」