「あ、和人。おはよう。今ね、この子の悩み相談をしてたの」



そんなことを言う涼香。



「なんだよ、お前なにか悩んでるのか‍?」



心配げに和人が私の顔を覗き込んでくる。



「あ…たいしたことじゃないよ」



「言ったらいいじゃない。私はあんまりアドバイス出来ないし」