「甘え上手な愛美には私の気持ちなんて分からないでしょ」
愛美の胸ポケットからチラっとのぞく携帯のペアストラップを見つめながら、拗ね気味に言う。
「自分の気持ちばかり押し付けて束縛なんてしたら、相手の気持ちが冷めることなんて分かり切ってるのに」
「……つーか、もうこの話やめにしよ。お母さん、ご飯の時間になったら呼びに来て」
ソファーから立ち上がると、リビングを後にして2階に上った。
――バタンッ、
「はあ……何で中3の妹に説教されなきゃいけないの」
部屋のドアを閉め、ベッドに思い切りダイブする。
本当は、自分の束縛が原因で相手に浮気をされてしまうということは分かっていた。
付き合っていても、“好きだよ”と言われても、本当に相手が自分のことを好きなのか不安でたまらななくて、つい束縛してしまうんだ……
愛美の胸ポケットからチラっとのぞく携帯のペアストラップを見つめながら、拗ね気味に言う。
「自分の気持ちばかり押し付けて束縛なんてしたら、相手の気持ちが冷めることなんて分かり切ってるのに」
「……つーか、もうこの話やめにしよ。お母さん、ご飯の時間になったら呼びに来て」
ソファーから立ち上がると、リビングを後にして2階に上った。
――バタンッ、
「はあ……何で中3の妹に説教されなきゃいけないの」
部屋のドアを閉め、ベッドに思い切りダイブする。
本当は、自分の束縛が原因で相手に浮気をされてしまうということは分かっていた。
付き合っていても、“好きだよ”と言われても、本当に相手が自分のことを好きなのか不安でたまらななくて、つい束縛してしまうんだ……

