「今日はお父さんも仕事早めに切り上げてくるって言ってたし、愛美(エミ)も部活ないから夕飯までには帰って来るって言ってたわよ」
「お父さんはお祝い事とか好きだから分かるけど、愛美の場合はただケーキが食べたいだけだろうね」
冷蔵庫を閉め、作りかけのウインナーに手を伸ばしてそれをつまみ食い。
「そうやってまたつまみ食い!ほら、ちゃんと手を洗ってきなさいよ」
としょうもないことで怒られ、洗面所に向かって手を洗う。
洗面所から戻り、リビングのソファーに腰掛けてテレビの電源を入れるが、リモコンでチャンネルを回しても、特に面白い番組はやっていない。
適当にバラエティー番組を観ていると、玄関先からドアが開く音が聞こえた。
「ただいまー」
気だるい声をあげながら愛美がセーラー服姿で入って来る。
「……あんた、短すぎじゃない?」
腿ぐらいまで捲り上げられた制服のスカートを指摘すると
「そんなことないし。今はみんなこれぐらいだよ」
そう言って愛美は、背負っていたリュックをソファーの上に投げるように置いた。
「お父さんはお祝い事とか好きだから分かるけど、愛美の場合はただケーキが食べたいだけだろうね」
冷蔵庫を閉め、作りかけのウインナーに手を伸ばしてそれをつまみ食い。
「そうやってまたつまみ食い!ほら、ちゃんと手を洗ってきなさいよ」
としょうもないことで怒られ、洗面所に向かって手を洗う。
洗面所から戻り、リビングのソファーに腰掛けてテレビの電源を入れるが、リモコンでチャンネルを回しても、特に面白い番組はやっていない。
適当にバラエティー番組を観ていると、玄関先からドアが開く音が聞こえた。
「ただいまー」
気だるい声をあげながら愛美がセーラー服姿で入って来る。
「……あんた、短すぎじゃない?」
腿ぐらいまで捲り上げられた制服のスカートを指摘すると
「そんなことないし。今はみんなこれぐらいだよ」
そう言って愛美は、背負っていたリュックをソファーの上に投げるように置いた。