その日の放課後。
久しぶりに里乃と駅ビルにある人気アイスクリーム店に寄り道をした。
「うんまっ!」
とダブルアイスを頬張る里乃。
「ガツガツ食べすきじゃない?」
シングルのチョコミントアイスを食べながら、苦笑していた時。
「あっ、チィちゃん!」
「え?」
振り返って声がした方を向くと、ハルちゃんが立っていた。
「奇遇だね。こんなところで会うなんて」
「うん、そうだね」
ふと彼女が持っていたアイスに目をやると、彼女には不釣り合いなトリプルアイス。
「それ、全部ひとりで食べるの?」
「アイスが好きすぎていつもお腹壊すぐらい食べちゃうんだ」
えへへ、と笑う彼女を見て
“だったらシングルで我慢すればいいのに”と思った。
「千咲、この可愛い子誰?」
いつの間にかアイスを完食していた里乃が、口元についたアイスを紙ナプキンで拭いながら聞いてくる。
久しぶりに里乃と駅ビルにある人気アイスクリーム店に寄り道をした。
「うんまっ!」
とダブルアイスを頬張る里乃。
「ガツガツ食べすきじゃない?」
シングルのチョコミントアイスを食べながら、苦笑していた時。
「あっ、チィちゃん!」
「え?」
振り返って声がした方を向くと、ハルちゃんが立っていた。
「奇遇だね。こんなところで会うなんて」
「うん、そうだね」
ふと彼女が持っていたアイスに目をやると、彼女には不釣り合いなトリプルアイス。
「それ、全部ひとりで食べるの?」
「アイスが好きすぎていつもお腹壊すぐらい食べちゃうんだ」
えへへ、と笑う彼女を見て
“だったらシングルで我慢すればいいのに”と思った。
「千咲、この可愛い子誰?」
いつの間にかアイスを完食していた里乃が、口元についたアイスを紙ナプキンで拭いながら聞いてくる。

