スタディ・ベイビー

「ドア閉めたら、俺何するか分かんないよ?」


そう言って顔を近づけてくる。


「ちょっ、ストーーーープ!」


それを止めようと顔を背けると、すぐ側で笑い声が聞えてきた。


「くくくくっ」


“もしや”と思いながら振り返ると、隆臣はお腹を抱えながら笑っていたのだ。


「アンタ、おちょくったの?」

「マジになんなっての。それが目的でお前を連れてきたわけじゃねーんだからさ」


……っ、ムカつく!!


「紛らわしいことすんな!」


床に落ちていたクッションを投げると、隆臣はそれを上手くキャッチした。


「部屋暑いから開けてるだけ。この時間だと外は騒がしいから窓は開けたくない」


ああ、そういうことね……

本当に紛らわしいんだから!


「それとも、千咲は何か期待でもしてたのか?」

「そんなわけあるか!」


隆臣の阿呆!