しかし、あっしも運が悪い。
女の方と目が合ってしまった。
女「た、助けてください!チビッちゃいそうなんです!」
幸「………自力でどうにかできないか?」
女「できるわけないじゃないですか!私は普通のか弱い女の子なんですよ!?」
か弱いかどうかは別として、絶対あんた普通じゃねえよ。出会って3秒でわかったよ。
男「はあん!?こっち見てんじゃねえぞ女!さっさと去りやがれ!」
幸「お前なんか見てないんじゃ!さっきから声が大きいんだよ小童がよお」
男「んだとっ……!?」
男はあっしに殴りかかってきた。それをいなして、とりあえず腹にグーパンしといた。
男は蹲った。力加減しとったわ。なにへばっちゃってんだよ。
女「ありがとうございます!私、山田 かなえっていいます。あなたは?」
幸「獅子野 幸。お礼はいらないよ、さっさと便所行ってきな」
山田「あ、ありがとうございます!いつかお礼はするので!失礼しますっ」
山田は猛ダッシュでどこかに行ってしまった。マジでお礼いらねえよ。
あっしは関わってはいけない人を助けてしまった気がする。
