たかし『俺はお前のことが好きなんだよっ…!』
花江『たかしくん……?』
要『ぼ、僕だって花江さんのこと好きだっ』
さとる『オレだって!』
花江『私は誰を選べばいいのよお~!』
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バリッ
こんな展開現実であるのかよ。羨ましすぎるぜ花江。つーか、せんべい美味いなこれ。
……いいなあ、あっしもモテたいぜ。
確かに周りにわんさか男がいるけど、全員不良だし。崇めてくるし。
あっしは普通の女として、この少女漫画みたいにモテたいんだ。「番長!幸(ユキ)番長!」とたくさんの不良から尊敬されたいわけではない。それモテているわけじゃないから。
あっしは一週間前、中学校を卒業した。その時に後輩を番長に後任した。
彼はあっしの一番弟子で可愛がっていたつもりだ。