従兄弟のみいちゃんは、あたしより10才も年上なんだけど仲良しだ。

一人っ子のあたしを赤ちゃんの時から可愛がってくれる面倒身の良いお姉ちゃんだ。


あたしも昔から、年下の兄弟は欲しいって思った事無かったんだけど、お姉ちゃんはいっつも欲しくて、

しょっちゅう、みいちゃんの家に遊びに行って遊んでもらってた。


たまに従兄弟の家族と一緒にスーパーとかに買い物に着いていった時に、

「理緒ちゃんも、この家の妹みたいねぇ。」

って言われると、すごく嬉しかったし、何か本当の妹って認めて貰えたみたいで誇らしかった。


みいちゃんには、二人姉妹で下に妹のあゆちゃんがいる。

物心ついてすぐは自分も妹なんだって思ってたけど、

年がたつにつれて小さいながらに、やっぱり本当の家族とは違うんだなって分かってきた。

やっぱり従兄弟はしょせん従兄弟なんだなって感じて最初はすごく寂しくて、隠れて泣いてたよなぁ~。


でも、たまにこうやってみいちゃんが旅行のお土産を家に届けてくれたりする時に、御飯食べに行ったりするのが今でも、すごい楽しいんだ。