次はバシバシの金髪の先輩。



「津山 ルイ(ツヤマ ルイ)です。副班でぇす。
3ーHだよ!
瘋人クンLOVEなんでよろしくねぇ〜。」



やたらと語尾を伸ばして喋る人だなぁ。



マスカラをつけたバサバサのまつ毛をパチパチさせて、図書室の先輩を見ている。



へぇ、この人が瘋人っていうんだ。



案外可愛い名前だな。



まだ先輩は図書室の先輩を見ている。



なのに当の本人はまるで無視。



そして、勝手に自己紹介を始めた。



「高内 瘋人、3ーA。」



棒読み…。



無表情だし…。



これ以上、喋る気配がないので、次の人が話し始めた。