One's first love〜初恋〜

高内はとたんにニヤッっと笑い、獲物を狙うライオンのように青山さんを見据えた。



「僕、アイツの兄貴も嫌いなんですよね。

…あ、そういえばあの人リンチされたって。」



その言葉を聞いて、足の力が抜けた。



高内がすかさず支えてくれる。



私は甘えてつかまらせてもらった。