「悪かったって。
このとおり!」



お兄ちゃんは頭を下げて謝る。



さっきから私はお兄ちゃんを無視している。



お兄ちゃんの分のお昼ご飯を作ってあげなかったのは、堪えたらしい。



ざまぁみろ!



人がこれだけ心配してたのに



ソファーでは高内が笑い転げている。



高内は私の叫び声を聞いて、戻って来た。




今回ばかりはお兄ちゃんを簡単には許せない。