ーーーーー。



「んじゃ俺帰るわ。」


「うん、ありがとう。
また学校で。」



高内は手を上げて歩いて行った。



あとは無事にお兄ちゃんが帰って来てくれれば…。



「お兄ちゃん大丈夫かな?」



声に出して、空を見上げる。



「俺が何か?」



…この悪戯は、私に十分すぎるほど効果をもたらした……。