「あ、私も。
なんか怖いよね。」



梨絵につられて私も声を落とした。



その時、班を決めるクジが回ってきた。



‘梨絵となれますように。’



私は願いを込めてクジをひいた。


私は…14班だった。



「梨絵、何班だった?」


「16班。…穂衣は?」


「…14班。」



私たちはガックリ肩を落とした。


…でも、たくさんの班があるのに、近い班になれたのは奇跡だ。