チラッと振り返ると、高内がソファーに寝転ぶように座っていた。



すっかり自分の家みたいにくつろいでるなぁ。



思わずクスッと笑ってしまった。


瞬間、高内が私を睨む。



「朝ご飯、何がいい?」



私はスルーして、冷蔵庫を開けた。



「食えるモノ。」


「失礼なヤツ…。」



高内はさっきの仕返しだと言わんばかりにニヤッっと笑った。



定番の目玉焼きを作ってテーブルに並べる。



高内はお皿をテーブルに並べる前に、椅子に座って待っている。



目は目玉焼きに釘付け…。



…そんなに私待たせましたかね。



多分これも仕返しだろう。