One's first love〜初恋〜

「ゴメン、穂衣。」



口を切ってしまったのか、顔を歪めてお兄ちゃんが言った。



「おい、立てるか?」



高内が私に手を出している。



その時初めて自分が座り込んでいると気付いた。



無言で手をとり、高内に支えてもらいながらお兄ちゃんに絆創膏を渡した。



お兄ちゃんも無言で受け取る。



「高内、家寄ってけよ。」



意外なコトに、高内は頷いた。



私は魂が抜けたように二人の会話を聞いていた。