「よし、穂衣。
コンビニ寄ってなんか買って行くか。」


「あ、うん。
ねぇ、私のカバン、陽が届けてくれるんだよね?」


「ああ。」


「んじゃ、陽の分も買って行こ?」



私の提案にお兄ちゃんはニッコリ笑って頷いた。



「そだな。
いなかったらアイツの家に届けてやればいいんだし。」



そう言うと、お兄ちゃんは陽が好きなお菓子の名前を確認しながら歩いていった。



何気に仲良いんだよね、あの二人。


なんか微笑ましい。



私もお兄ちゃんの後について歩き出した。