それはそうと久しぶりの外食!




私は嬉しくなって小走りして玄関に向かった。



「何食べる?」



お兄ちゃんは私の歩調に合わせながら聞いた。



「う〜ん…。
ーーじゃんけんポンッ!」



私がいきなりじゃんけんをしたにも関わらず、お兄ちゃんは素早くパーを出した。



勝ってるし…。



「何、今の?」



…でもワケが分からないみたい。


お兄ちゃんは不思議そうに眉をひそめた。