私が起きると、もう6時だった。


階段を降りていくと、お兄ちゃんがテレビを見ていた。



「お、起きたか。」


「うん。
急いでご飯作るね。」


「穂衣コレな〜んだ?」



お兄ちゃんがピラピラさせているのは…一万円。



「今日は外食しようぜ。
親父からふんだくってやった。」



お兄ちゃんはまたもや例のニヤニヤ笑いで玄関に向かった。




お兄ちゃんに感謝!



でもお父さんよく渡したなぁ。