「あぁ、若菜は俺がいいって言うまで雑巾ね。」


「え゙っ?!」


「班長の決定ね?
行こ、奏原さん。」



私は別に断る理由もないのでついて行った。



若菜はじっと高内先輩を睨んで立っていた。



でも若菜が悪いんだよ。



まあ、当の本人は知らん顔だったけど。



そこで火花を散らしている若菜をさりげなく避け、私は掃除を再開した。