私とは対称的に、班長は最後まで笑みを絶やさず、明るかった。



その性格故にか、解散して歩き出すと、すぐに数人の男友達に囲まれた。



そんな班長を眺めてぼーっとしている私の所に梨絵がやって来た。


「どうなった?」



興味しんしんで聞いてくる。



「高屋となったよ。」



あと、高内とも…。



と、これは心の中で付け足す。