「ありがとう、高内。」



言い直すと、やっと高内は視線を逸らした。



「ねぇ、高内。」


「ん〜?」



高内は私の横に寝転がりながら返事を返す。



ビクッと体が跳ねたが、高内も何も言わないので私も敢えて触れなかった。



「進学、どうするの?」


「T大受ける。
あと、N大も。」



うわ、両方レベル高ッ!