まずはこの子が誰か知るべきよね!
「あのー、あなたは?」
そう聞いたらこっちを見て、今私の存在を気づいたような感じになって、
「あんたこそ誰よ!?」
まさか、こう返ってくるとは思ってもなかった。
「あ、五十嵐菜留です」
人の名前を聞く時に自分を名乗ってないなんて礼儀が悪いからちゃんと言っておく。
「あら、そう」
いやいやいや、それだけ!?
普通はあなたも自己紹介するでしょ!?
私したんだけど!!
「てか、あなた。渚くんと同じ空間にいないでよ」
「え?いや」
ちょっとまって、何を言っているのかさっぱり分からない。
しかも勝手に睨まれてるんだけど。

