菜留が予想以上にのろのろと歩くから、いい感じに海についた。


多分眠いんだろうな。



それから少し世間話をして、日の出。




やっぱり変わってなかった。綺麗だな。




「わぁ!綺麗⋯⋯」




菜留も気に入ったようでよかった。


日の出に照らされている菜留の横顔はいつも以上に綺麗で見惚れてしまう。



「これをどうしても菜留に見せたくて」



こうやって2人で見れることが1個の願いだった。



それが今、叶ってるんだな。



「ありがとう。俊」



そういった菜留の顔はいつもの可愛さよりも美人さが勝っていて、隼人さんと心菜さんを思わせる。




「⋯⋯っああ」