「渚は知ってたの?」
一番楽しみにしていた渚に聞いた。
「うん!知ってたよー!だって、ホテルの夜ご飯の写真調べた時こんなやつだったもん!」
あ、こいつもダメだ。
あ、逆に楽しみすぎてしっかり調べてたんだ。
んー。
そこは馬鹿な優希だな。
優希はきっと知らなかったはず。きっと私と同じようにラーメン出てこなくて落ち込んだはず!
だって、そういうイメージができるもん!
「優希⋯⋯」
「知ってたぜー」
にやにやした顔でからかった口調で言う優希。
「言うの早い!!」
ちょっと、食い気味できたよ!私全部言葉言ってないからね!?

