うわお!ってウケる、とか言って笑ってるそこの人たち、笑うんじゃない。
てか、あなたはさっきまで私の部屋にいたではないか。
「まぁいいか。もう出る時間だろ?だったら俺たちが出た方がいいかなって」
あーね!たしかに。
俊頭いいねぇ。
「あ、荷物ありがと。じゃあ行こうか!」
ちゃんと私の荷物まで持ってきてくれた俊は優しいと思う。
そう言って空港に向かう。
子供だけで旅行なんてとか思うけどまぁ、何せ、私たちの親は緩いから。
近場かと思ってたのに、まさかの飛行機乗っていくとか聞いてなかったよ。
まぁ、それはいいとして、飛行機に乗り着いたのは⋯⋯

