「お前、殺す・・・」







はい?








そう言って手をあげる俊。










それはダメ!!











そう思って間一髪で手を捕まえた。









「・・・っ」








「ダメだよ。俊」










「悪い・・・っ」











しなかったからいいんだけどね。









「お前さ、俺がお前に惚れると思ってんの?」









そう言われてうなずく楠さん。










いやいやいや、反応おかしすぎでしょ。









「馬鹿じゃねぇの?お前みたいなやつ好きになるはずないだろ。俺は一生菜留しか好きにならないんだから」











「は、はい?」










「黙ってて」