「でも、心菜さんピンピンだよな?」


うわ、痛いところつかれた。



それにしても今日は結構追い詰めてくるな。



「外ではそういう風に振舞ってるだけだよ。じゃあもう行くね」




パッと教室から出た私。



俊は心配してくれてたけど本当の私を知ったらどうせ離れて行っちゃう。


そう考えると本当のことなんか言えるわけないでしょ?



いつもの通りに屋上に向かおうとすると、屋上に上がる階段の前に立ちふさがっていたのは俊以外のみんな。



なんでここが⋯⋯?



「あれ?みんなどうしたの?ってか久しぶりだね!」



本当に久しぶりだなぁ。全然会ってなかったし。


何週間ぶり?



「なんで最近放課後あの部屋こないの?」


美咲が涙目で聞いてくる。