「なぁ、いつもどこ行ってるんだ?」
「俊、今日は結構話すね!貴重じゃない?何かあったの?」
ハイテンションで言葉を言う私。
「誤魔化すな」
久しぶりに見た。こんな怖い俊を。
「あははー、分かるかー」
だってずっと小さい頃から一緒にいたもんね。
「⋯⋯屋上だよ」
場所は教えてあげる。
「屋上?」
「最近一人の時間が欲しくなっちゃってね。お母さんの看病とか結構精神的に来るし」
でも、本当のことは絶対に教えることはしない。
なんとか嘘を言ってみる。
この嘘だったら昼休みに屋上なんて行きにくいでしょ?
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…