教室に戻ってみると体育中だったのか誰もいなくてカバンを持って急いで家に帰った。
お母さんが家に居て、
「菜留?どうしたの?」
って心配してくれたけど、
「大丈夫。ひとりにさせて」
って言って部屋にこもった。
ちょっと、冷たく言っちゃったかな。
ごめんね、お母さん。
部屋に入ったその瞬間一気にこみ上げる涙。
ずっと我慢してた。
「⋯⋯っなんでっ、私だけこんな目に遭わなきゃっいけないの⋯⋯?意味⋯⋯っわかんない!」
もう、我慢がしきれなかった。
それからというもの毎日のように犯され、早退して家で泣く日々。
私は壊れる寸前まで追い込まれていた。

