⋯⋯やめて。


⋯⋯やめてよっ!




「うっ!⋯⋯ん」



意識を取り戻しゆっくりと目を開ける。


目の前には茶色の天井。



窓から見える景色は辺りはまだ明るい。そこまで時間は経ってないのかな⋯⋯。



携帯の時間を見る。15時。



あたりを見渡す。意識を飛ばしたのは屋上。



でも、ここは空き教室??端っこの方に机もあるし黒板もあるし。教卓もある。



窓から見える景色からすると、ふだんあまり使われてない校舎かな。



隣に古びた校舎があったのを思い出す。



まだ頭は痛むけど、さっと立ってみる。



そして、気づいた。




「⋯⋯私何も着てない⋯⋯?」