「んー。まぁそういうことならいいけど⋯⋯」
『ほんと!?ありがと!!』
やばい、言っちゃったよ。
「いつ行けばいいの?」
『あ、もう学校に車来てると思うからそれに乗ってきて!』
学校に車?もう着いてる?
え、これさ断っても強制的に行かせるつもりだったんじゃ⋯⋯?
「⋯⋯」
また、無言にしてやった。
『あはは⋯⋯。てことで、後でね!』
うわ。切ったし。
美咲、逃げたなこれ。
今から、惨めになりに行くのか⋯⋯。
でも親友の頼みだもん。断れなかったよ。さすがにそこまで私薄情じゃないしさー。
「美咲からなんて!?!?」

