「そんなに、自分を追い詰めるなよ」

少し遠くからよく知った声が、言葉が俺に届いた

「、、日野。」

消え入りそうな俺の声、情けない。

「優乃ちゃんの治療は、やっておいたよ。

でも、精神的な部分は、今はどうにもならないな。

優乃ちゃん自身が向き合わないと。」

近くに来て、そう言われたが、俺は何も言葉を返せなかった