そして、また血の海になった家の中を見た

何度見ても酷いありさまで、目をつぶりたくなる光景だった

「少し中に入るけど、大丈夫かな?
無理なら言って、しんどい思いさせたくないからね」

そう言って佐野さんは、頭を撫でてくれた

落ち着く声と頭を撫でてくれたおかげで気持ちが落ち着いた

「大丈夫です。」

声は小さかったけど3人には届いたようだ