………ああどうしよう。
想像以上に心臓がバクバクしているといいますか、なんといいますか。


私、会長の隣を歩けるんだな。


そんなことを考えているうちに駅はすぐ目の前。


会長、もう来てるかな。どこにいるかな。
キョロキョロと視線を泳がせれば、ぱっと目に付いた彼。


「あ、、」


いつも制服をきちんと着こなしている会長の私服姿…。
とにかく、とにかくかっこよすぎる。写真に収めて家宝にしたいくらいには。


「会長!お待たせしました!」