「えっと、ここだよね」 ”生徒会室”とかいてあるプレートを見上げ、少し浮ついた気持ちを抑えながらコンコンとノックをしてゆっくりドアを開けた。 「失礼します…」 「はーい、あれ君は…」 出てきたのは副会長の青山颯くん。 会長と人気を争うイケメン男子。 系統が違うため、佐伯派・青山派と、好みがはっきり分かれる2人。 「あ、あの、会長に呼ばれまして…」