「だってあの冷たい目、なのに優しい視線で見つめられて手を繋いで貰えてキスしてもらえて、本当に羨ましい!……きっと私の扱いとは違かったんだろうなぁ」
「……ほんと呆れる。あんたってすごく会長のこと好きなのね、私の想像以上に」
マヌケな顔には変わりないけど、すっごく優しい目でみっちゃんに見られているような気がしてちょっと嬉しくなった。
…うん、好きだよ。
会長のことがすごく好き。
「このことはちゃんと内緒にしておくからね」
はじめくんもそう約束してくれて、私は本当にいい友達を持ったのだと感じることが出来た。

