「いや、それ完璧桃杏の理想じゃないのよドM」

「いや……、完全に否定はできないけどそのギャップがたまらないの!!」

「否定出来ないんかい」


そんな話をしているうちに学校の最寄り駅に到着。
定期をかざせばいつもの風景が目に入ってくる。


うちの高校は駅から5分くらいで徒歩通学の人もたくさんいるけど、私たちはここから5駅ほど離れているため電車通学です。



「それで告白とかは?しないの?」

「…えっ、無理無理、だってろくに喋ったこともないのに」