ピピピっピピピっピピピっ

カチ――――


「………ん、、」


いつもより早く起きれたことも会長パワーのひとつかも、なんてそんなことを朝から考えながらムクっと起き上がる。



「…夢じゃないよね」


ぎゅっと頬をつねれば凄く凄く痛くて、眠気が一気に吹っ飛んだ。

……一体私は朝から何をしているんだろう。今更ながら馬鹿みたいだ。



ふらふらとパジャマ姿のまま階段を降り、リビングへ繋がるドアを開ける。