やがて着いたのは、誰もいない生徒会室。


「あのっ、会長?………、んっ」


壁に私の両手を押し付けて、唇を奪う。


…キス、2回目だ。



抵抗できない私は会長に従うしかない。
ふわふわした感覚と愛しい気持ちと。

………なぜか、愛されているような感覚。




今の私には会長しか見えない。
きっとそれは会長も同じだと、なぜかそう思った。